アイヌの歴史がおもしろい2008/11/08 16:22

アイヌ語が気になり始め、『アイヌの歴史』(瀬川 拓郎:講談社選書メチエ)というのを読んでいるのですが、これがなかなかおもしろい。

日本語を知るには、アイヌ語が参考になりそうだという発想から、アイヌ語を知るにはアイヌ文化と歴史を知らねば、ということで読み始めた訳ですが、興味深いことが多いですね。

言語の由来や変貌についての記述は、皆無といってよいようで、これを読んだからといって、アイヌ語について直接的なことがわかる訳でもなさそうです。
もちろん、アイヌの文化と歴史を知ることで、縄文時代からアイヌ文化成立までの文化の変貌や、人の動きから言語の変化を推察することができるかもしれません。

だんだん、横道に逸れているようですが、言語は文化の一つですから。
文化とその歴史を知らずに、その文化が用いる言語についての見識は深まらないでしょう・・・と、今頃言い出しても遅いかもしれませんが・・・。