LED電球へ交換⑦-リビング・シャンデリア(その3)2011/08/05 19:45

  ようやく6つの電球型蛍光灯を全てLED電球へ交換することができました。
 今回、購入したLED電球は、明るさが3段階に調節できるものです。
 「ORION LEC7AN26/M」(昼白色)
 ・全光束:550ルーメン(100%時)
 
・消費電力 6.8W(100%時)
 明るさ50%及び20%の時の全光束と消費電力は、
 275ルーメン(3.5W)110ルーメン(1.5W)
 です。
 これを3つ使い、残りの3つは、以前から使用しているSHARP製(2種類)のものです。(以前から使用していたORION製のLED電球は、他へ流用する予定です。)

【全光束の比較】
 結局、3種類のLED電球が混在することになったのですが、最も明るい状態での全光束を計算してみます。
 550lm × 3つ + 600lm × 2つ + 560lm
 =3,410ルーメン

 ちなみに、6つ全てが電球型蛍光灯の場合の推定全光束は、4,680ルーメンです。(前回の記事で計算しています。)
 明るさの比は、72.9%になった(明るさが減少した)ことになります。

【消費電力の比較】
 次に、消費電力の合計を計算してみます。(最も明るい状態)
 6.8W × 3つ + 7.8W × 2つ + 7.5W
 =43.5W

 同様に、6つ全てが電球型蛍光灯の場合の消費電力は、72Wです。(同じく、前回の記事で計算しています。)
 消費電力の比は、60.4%になったことになります。

【最も明るい状態での総評】
 電球型蛍光灯の時と比べて、全光束が72.9%へと減少しましたが、それ以上に消費電力が60.4%へと減少したので、明るさに対する電力効率が上がったことになります。
 前回までの中途半端な状況では、全光束80%に対して、消費電力が74.6%と、大差がなかった事と比べると、だいぶ良くなったと思います。

【明るさ調節(50%)】
 6つのLED電球のうち、3つが明るさの調整ができます。
 よって、当然ですが、残りの3つは、常に100%の明るさです。
 これを50%にすると、全光束と消費電力は、どのように変化するでしょうか。
 275lm × 3つ + 600lm × 2つ + 560lm
 =2,585ルーメン
 3.5W × 3つ + 7.8W × 2つ + 7.5W
 =33.6W

 全体の明るさは約76%に減少し、消費電力は約77%に減少します。

【明るさ調節(20%)】
 更に明るさを20%にした場合の全光束と消費電力を計算します。
 110lm × 3つ + 600lm × 2つ + 560lm
 =2,090ルーメン
 1.5W × 3つ + 7.8W × 2つ + 7.5W
 =27.6W

 全体の明るさは約61%に減少し、消費電力は約63%に減少します。
 特に細かい作業をするというのでなければ、十分な明るさだと思いますので、小まめに明るさの調節をすれば、かなり省エネになるでしょう。
 ちなみに、電球型蛍光灯の場合と比べると、全光束が約45%と大きく減少していますが、消費電力は約38%と、それ以上に減少しています。

【まとめ】
 いろいろな比較をしてみたので、少し分かりづらくなってしまいましたが、十分な明るさを保ちつつ省エネになり(100%時)、明るさを落として更に省エネ(20%時)に出来るという、十分満足のいく結果となりました。
 あえて言うなら、6つ全てのLED電球を明るさ調節のできるもに換えれば、更なる省エネに繋がるのですが、明るさ調節ができないLED電球を余らせてしまっても仕方がないので、当面はこの状態にしておくつもりです。

LED電球に取って代わられた電球型蛍光灯の行方2011/08/29 20:01

 ここではまだ報告していないものが多々ありますが、我が家の電球(電球型蛍光灯)が、着々とLED電球へと交換されています。(それはまた追々、ということで・・・。)
 LED電球の品揃えが増え、価格も下がってきており、だいぶ買いやすくなってきたお陰です。(もちろん、その中でも特価品や、一流でないメーカーの安価品を狙っているのですが・・・。)
 さて、そんな中、当然のようにこれまで使っていた電球(電球型蛍光灯)が、取り外され、使われないことになります。
 それが、こんな状態になってきました。
たくさんの電球型蛍光灯
 一応、色分けしてあり、右が昼光色、左が電球色です。
 何度もここに登場している、リビングのシャンデリアは、6つの電球を使用するのですが、当初は電球色の電球型蛍光灯が付いており、それを数年前に昼光色に換え、先日、全てがLED電球に換わる、という段階を経ています。(要するに、これだけで12個の電球型蛍光灯が余っている、ということになります。)

 LED電球に交換し始めるまでに、ほぼ全ての白熱電球は、電球型蛍光灯へと交換済みでしたので、LED電球に交換した数だけ電球型蛍光灯が余る、ということになります。

 ちなみに、電球型蛍光灯へ交換済みであった、ということは、白熱電球もそれなりの数が余っている、ということです。(上の画像には写ってませんよ。)

 さて、私は”捨てられない人”なので、これらの”まだ使える”電球型蛍光灯は、捨てることが出来ません。
 だから、こうやって箱に入れてとって置く訳ですが、日の目を見る可能性は、そう高くはないでしょう。それが分かっていても、捨てられません・・・。

 きっと、いつか、誰かに使ってもらえる日が来ることを信じて!? 

『日本語音声学入門【改訂版】』-斉藤純男:三省堂2011/08/31 20:53

 少し前になりますが、読んでみました。
 これ一冊で”音声学”の何が分かるのか、と思われるでしょうが、確かによく分かりませんね。
 もっとも、そんなに簡単なことでないということくらいは分かっていたので、その通りになったという感じです。

 さて、内容の方は、本書の冒頭にもあるように基礎的なところに重点を置いています。その為、後半の6章あたりから、とても早足になり、あっという間に一つの章が終わります。
 そんなに長々と書くような内容ではないのかもしれませんが、章を設けている割にあっけないので、分かったような分からないような、ぼんやりした印象です。

 全般的に感じたのは、やはり目で見るだけでは分からない、ということです。
 何度か、CDか何かがあって、音声を耳で聞くことができたら、もう少し分かりやすいのに、と思いました。

 批判的なことばかり言っているように聞こえるかもしれませんが、決してそういうつもりではありません。私のような人間には、内容を吸収しきれない、理解しきれない、ということです。

 ただ、音声学の概念は、何となく分かったような気がします。

 また、日本語に限らず、言語の歴史や他言語との共通性などを考察するには、音声学は避けては通れないように思えました。
 これまで、私が見てきたものには、やはり文字の上だけで言語の比較を行うようなものが少なからずあり、そういったものが、どれ程の意味があるのだろうかと、疑問になります。

 本書の内容の半分も理解できてはいませんが、そういったことが解っただけでも十分に読んだ価値があったといえるでしょう。
 また、本書は今後、音声学的な内容でわからない事があった際に、きっと役立ってくれるに違いありません。