日本語 文字を獲得するまでの1万年③ 方言に見る日本語の歴史(1)/トンボの原型① ― 2008/10/24 18:47
トンボの古語は「蜻蛉」(アキヅ)といいます。
「秋津」(アキツ)などとも言うようですが、『日本書紀』にも出てくるので、ここでは「蜻蛉」とします。
トンボの方言分布を見ると、
以前(9/25)、『「顔」の事、「カオ」「ツラ」「チラ」・・・なんと呼ぶ?』というタイトルで、書込みをした内容と考え方は同じです。
そこで「アケズ」の変異形を地域別にまとめ、各地域の再構形をさらに広範囲の地域へと統括しながら、最終的な推定原形を導き出す、というのが『縄文語の発見』の著者、小泉 保氏の考えです。
『縄文語の発見』では、(1)東北系、(2)関東系、(3)九州系、(4)奄美大島系、(5)琉球系、と分類し、それぞれの方言から*印をつけた想定形を導き出し、
(1)東北と(2)関東を、統括して(東日本)へ、
(3)九州と、古語を統括して(西日本)へ、
(4)奄美大島と、(5)琉球を統括して(琉球)へと導き、
最後に、この三つを統括して(原日本語)「アゲンヅ」(ゲは半有声、ンヅは軽い鼻音を伴うヅ)を、再構しています。
この再構の流れは、発音の説明を伴いながら、約13ページにわたって説明されています。
地域別にバラバラになっていた再構の流れを、全てつなげて1枚の図にまとめたのが添付した画像ファイルです。
この図は、『縄文語の発見』の内容を、できるだけ忠実に図式化してます。
全体を眺めていると、いろいろと疑問が沸いてきそうですが、それはまた次回に。
「秋津」(アキツ)などとも言うようですが、『日本書紀』にも出てくるので、ここでは「蜻蛉」とします。
トンボの方言分布を見ると、
・アケズ(東北岩手)
・トンボ(本州中央部)
・アケズ(九州宮崎)
・アケージュー(沖縄本島)
以前(9/25)、『「顔」の事、「カオ」「ツラ」「チラ」・・・なんと呼ぶ?』というタイトルで、書込みをした内容と考え方は同じです。
そこで「アケズ」の変異形を地域別にまとめ、各地域の再構形をさらに広範囲の地域へと統括しながら、最終的な推定原形を導き出す、というのが『縄文語の発見』の著者、小泉 保氏の考えです。
『縄文語の発見』では、(1)東北系、(2)関東系、(3)九州系、(4)奄美大島系、(5)琉球系、と分類し、それぞれの方言から*印をつけた想定形を導き出し、
(1)東北と(2)関東を、統括して(東日本)へ、
(3)九州と、古語を統括して(西日本)へ、
(4)奄美大島と、(5)琉球を統括して(琉球)へと導き、
最後に、この三つを統括して(原日本語)「アゲンヅ」(ゲは半有声、ンヅは軽い鼻音を伴うヅ)を、再構しています。
この再構の流れは、発音の説明を伴いながら、約13ページにわたって説明されています。
地域別にバラバラになっていた再構の流れを、全てつなげて1枚の図にまとめたのが添付した画像ファイルです。
この図は、『縄文語の発見』の内容を、できるだけ忠実に図式化してます。
全体を眺めていると、いろいろと疑問が沸いてきそうですが、それはまた次回に。
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