日本語 文字を獲得するまでの1万年① 渡来人の影響(3) ― 2008/09/26 17:05
しかし、渡来人の生活考慮しないと、在来の縄文人との交流もわからず、言語への影響もわかりません。
当初、渡来人が住み着いた土地は、在来の縄文人が生活していた土地とは違い、入り江や潟のようです。
稲作をするにも最適であり、在来人との衝突もなかったのでしょう。
また、漁労を行うにも最適です。
さて、稲作を始めるにしても、種籾や農耕具などは持ち込んだとしても、開墾するには、時間と手間がかかったことでしょう。
また、収穫までには、最短でも数ヶ月は必要なので、それまでの食料は在来人と同じ物も少なくないのではないでしょうか。
渡来人が山へ木の実などを取りに行くと、そこへ在来人が・・・、なんてこともきっとあったハズです。
渡来人が侵略的であったという話はないようなので、そこで在来人を襲うということはおそらく無かったのでしょうが、逆に渡来人が襲われるということは、無かったのでしょうか。
あまり根拠の無い話ですが、外来人に対する近代の日本人の対応、態度をみれば、もし二千年前から同じような気質であるなら、襲うなんてないでしょうね。
お互いに友好的であるならば、コミュニケーションの手段が必要になります。
基本的には、どちらかが相手の言葉を理解しようという方向になると思うのですが、さてどちらの言葉が有利なのでしょうか?
在来人は、渡来人を恐れていたのでしょうか、また避けていたのでしょうか? それとも強気でいたのでしょうか?
例えば、渡来人の存在に気づいた在来人が、周辺地域から仲間の縄文人を集め、渡来人の集落へ向かった、なんてことがあったのでしょうか?
どちらの立場が上か下かというと、ちょっとニュアンスが違うような気がしますが、お互いが生活する上でどちらが有利であったか不利であったが重要なのでしょう。
渡来人は、稲作という新しい技術を持ってきたとはいえ、すぐに豊かな生活ができたとは思えないので、在来人に頼る場面もあったかもしれない。
そうであるならば、渡来人は在来人の話す言葉(縄文語)を覚えるべく、縄文人の言葉に耳を傾けたのではないでしょうか。
コメント
_ manicure ― 2017/05/04 22:28
_ chocolate ― 2018/05/03 23:52
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