『日本人と日本語のルーツを掘り起こす 考古学からDNAまで』①2009/08/02 14:45

 今、『日本人と日本語のルーツを掘り起こす 考古学からDNAまで』(宮崎 嘉夫:文芸社)を読んでいます。

 まさに、このブログの趣旨にぴったりのタイトルですが、中身の方はどうでしょうか。
 まず、著者の宮崎嘉夫氏が、その方面の専門家ではない、というところが面白い。
 amazonの商品説明によると、「1958年慶應義塾大学経済学部卒業。35年間製陶業経営に携る。」となっています。

 なるほど、今、ピンときました。
 縄文土器に関する記述がとても詳細で、しかも、土器の製作方法や、 それによる強度的な指摘など、考古学者とはあきらかに異なる視点で書かれている理由がわかりました。
 製陶業経営・・・ですか、なるほど。

 それはともかく、考古学者でもなく、言語学者でもなく、また人類学者などでもないので、視点が豊富というのか、特定の専門分野に縛られていないとでも言うのか、なかなか斬新なところがあります。

 イメージとしては、各専門家の成果を、空高くから見下ろしている、そんな感じです。

 また、この本のことを、著者自身は「ノート」と呼び、論文などといった改まったものではなく、気づいたこと、分かったことを書き綴ったノートというイメージのようです。

 その為なのか、専門家に受け入れられるような雰囲気の内容ではなく、どちらかというと”アウトロー”なイメージを受けるノートなのですが、個人的には、そこが気に入って読んでいます。

事故経過報告⑬-事故解決に関する承諾書(5)人身傷害(私)2009/08/04 07:11

 「人身傷害」についての「事故解決に関する承諾書」の続きです。
 前回は、「傷害慰謝料(¥16,800)」についての根拠を確認する、というところで終わっていました。

 事故の解決をすべき、相手側の保険会社に聞いても良かったのですが、私が契約している保険会社の人身傷害保険に、「示談時の内容チェック」「適正かどうかのアドバイス」等ができるので、書類を送って見てもらいました。

 結論としては、”治療による通院日数”によって決まってくる、ということなので、正当な金額だそうです。
 実際の通院日数は、2日だけなので、一日当たり¥8,400.-という計算のようです。

 妻の怪我が比較的重く、その為の通院や、家事のサポートなどに気をとられて、比較的怪我が軽かった私自身の通院は、ほったらかしにされていた、という感じでした。

 汚い話ですが、通院日数が多ければ、それだけ「傷害慰謝料」も多くなり、また、私の契約している保険の方の「搭乗者傷害保険」の請求もできました。
 もっとも、搭乗者傷害保険の方は、当初から一定の通院日数が必要なのはわかっていたので、諦めていたのですが・・・。

 以上、私の人身傷害に関しては、承諾書にサインをし、送付したので、これで解決となります。

事故経過報告⑭-事故解決に関する承諾書(6)物損2009/08/04 20:33

 事情により、中断していた物損の示談が再開し、そして、解決しました。
 結果として、送られてきた内容そのままで、サインをしました。

 問題としいた、”レンタカー代の1割負担”については、承諾したことになります。
 解決に至る経緯は、単純です。
 改めて、レンタカー代の負担が生じることに対する説明不足を指摘したところ、結果として相手が、それを認めた、ということです。
 「なんだ、話が違うじゃないか」と、言われそうですが、まさにその通りです。

 しかし、客観的に考えてみると、問題の本質は「レンタカー代の1割負担」そのものではなく、負担することへの説明が悪いことによる認識のズレと、それまでの話合いで、話がかみ合わなかった事への不満、といって良いでしょう。

 要するに、事情によって時間が空いたことによって、それらの不満がだいぶ縮小した、とも言えます。
 恥ずかしながら、感情的な問題で終始したようなものです。

 それはそれで良いとして、最後に少しだけ愚痴のようなことを書かせてもらいます。(少しではなくなりました。)
 感情的であったというのは事実としても、保険会社の担当者の対応が悪くなかったとは思っていません。これは、今になって客観的に考えてみても変わりません。
 一言で言うなら、自己保身的な表現、言葉が主体になってしまい、こちら側(被害者側)の立場を考えた表現が皆無だった、ということでしょう。

 最後の最後に、「免責金額の支払い期限の確認」を依頼したのですが、そこでも話がかみ合いません。
 この免責金額は、相手の運転手が直接、被害者である私の方へ支払うもので、保険会社にはその支払いについて、何の責任も無いものなので、「○月○日までには支払います。」という、相手の意思を確認してもらう、ただそれだけのことです。 いつになったら支払ってくれるのか、そういう不安を解消したいだけで、催促している訳ではありません。
 だから、「○○さんにお聞きして、ご連絡します。」とだけ言えば良いところを、「当社には支払い義務はありませんので、云々・・・。」といった応答になってしまうのです。
 言っていることは、私も分かっていますし、間違ったことは言っていません。 しかし、肝心な事をきちんと口にせず、そういったことを強調されると、たったそれだけの事もしてくれないのかと、こちらは、そういう気になってしまうのです。(恐らく、頭の中だけで了解しており、それが口に出てこない、そういう人なのでしょう。男性にそういう傾向が強い、そんな印象がありますが、どうでしょう?。私も含めて・・・。)

 一生のうち、そう多くは起こさないであろう交通事故でのことですから、私はもう二度と、この担当者と示談交渉をすることは無いのでしょうが、これからどこかで、私と同じような思いをする人が居るのではないかと思うと、ちょっと切なくなりますね。