LED電球へ交換①-玄関灯(調光器対応)2011/03/26 15:29

 震災による電力不足から、家庭の使用電力を少しでも減らそうと、気持ちばかりが先走っているのですが、なかなか出来ることは少ないものです。
 出来ることなら、家の照明を全てLEDに交換したいところですが、明るさの問題以前に、コスト的に厳しいものがあります。

【残された白熱球】
 数年前から、密かに白熱球の撲滅に奮闘してきたのですが、どうしても「電球型蛍光灯」へ交換できないところがありました。
 以前、ここでも取り上げた「ミニクリプトン電球」も、その一つなのですが、もう一つは、「玄関灯」でした。

 この玄関灯は、センサー付きで人が近づくと点灯し、一定時間の後、自動で消灯するという、とても便利なものです。もちろん、昼間の明るいうちは、人が近づいても点灯しません。
 さて、なぜ電球型蛍光灯へ交換できないのかというと、この玄関灯は、消灯時に”ゆっくりと消灯する”のです。
 一度、試しに普通の電球型蛍光灯を試した事があるのですが、消灯時に気分を害するような点滅をしたので、さすがに止めました。

 「調光器対応の電球型蛍光灯」にすれば良いのですが、その当時(数年前)は、種類も少なく、高価に感じたので、手を出しませんでした。

【苦肉の策(ハロゲン球)】
 なかなか本題に入りませんが、もう少しだけ経緯を・・・。
 常にコスト重視で考えているので、なかなか良い物が見つからないのですが、少しでも消費電力を下げたかったので、「ハロゲン球」を使ったタイプの電球を使ってみました。
 元々の白熱球60Wに対して、同等の明るさで45Wです。
 消費電力は25%の削減です。
 今回、取り外したハロゲン球タイプの電球がコレ↓です。
 外観は普通の電球ですが、中を良く見るとちょっと違うのが分かるでしょうか?

【LED電球へ交換】
 本題のLED電球ですが、いつものようにコスト重視ですから、普通に家電量販店の店頭に並んでいるものには手を出しません。
 とはいえ、LED電球なので、そこその値段はしますが、今回使用するのは、「ORION製 6.6W(電球色)調光器対応」です。
 60W相当とも受け取れるような表記がありますが、全光束は、325lmと決して明るい方ではないので、60Wのつもりで交換すると、きっと暗く感じるでしょう。
 最近発売されているLED電球では、この全光束を元に”○○W相当”と表記しているようで、これまで60W相当と表記されていたものと同等の明るさのものが、40W相当などと改められているようです。
 きっと、このLED電球も、それに従えば”せいぜい40W相当”ではないでしょうか。

 ともかく、付けてみます。
 夕方のまだ、少し明るい時間帯でしたが、点灯させてみると、こんな感じでした。
 この時の印象は、思ったよりも明るい、でした。
 しかし、深夜、真っ暗になってから見てみると、やっぱり以前より明るさが足りないようで、1~2m離れたところでは、少し暗く感じました。
 とりあえず、家族には交換したことを話していないので、いずれ客観的な意見が聞けることでしょう。
 もっとも、気にならない程度の違いでしかなければ、そのまま気づかれませんね。結果としては、これがベストですね。

【まとめ】
 このLED電球の消費電力は6.6Wです。
 当初の白熱球60Wから比較すれば、
  89%削減(約1/9)です。
 また、ハロゲン球45Wと比較しても、
  85%削減(約1/7)です。

 若干、明るさは減りましたが、必要にして十分だと思うので、大満足です。

 そうそう、玄関灯なので、一日のうちに点灯している時間が短くて、大して節電にならないと、思われたのではないでしょうか。
 そうです、その通りです。
 たぶん、電気代に換算して、ひと月でせいぜい20~30円、もしかすると10円以下かもしれません。
 それでも良いんです、白熱球(またはハロゲン球)が減らせられれば・・・。