『新・日本人の起源』(崎谷 満:勉誠出版)③-DNAの詳細については分からない ― 2009/10/04 15:04
この本は、ある意味で読みやすい、と言えるかもしれません。
それは、詳細なデータについては明示せず、結論だけを述べているところが多いように思えます。
細かいところが分からないので、「なぜ?」という疑問は多少ありますが、少なくともその根拠を示している文献が他にある、ということで、なんとなく納得しています。
巻末を見ると良く分かるのですが、とにかく参考文献が多いのです。
英語の文献と思われる物も多く、著者が国際的な視点で見ていることが伺えます。逆に、それが、閉塞的な日本人研究者への強い批判へと繋がっているところがあるようで、その内容は理解できても、論調が少々強すぎる感じがあります。
それはともかくとして、特にDNAに関する部分における参考文献として、多く登場するのが、著者自身による次の二冊です。
『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・北海道史:アイヌ民族・アイヌ語の成立史』(崎谷 満:勉誠出版)
『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史:日本人集団・日本語の成立史』(崎谷 満:勉誠出版)
まだ、半分程度しか読み終えていませんが、この二冊が手元に無ければ、本書の内容についても十分な理解ができない気がします。
この辺りの感じ方については、もちろん個人差があると思いますが、どうしても根拠がはっきりしないまま、結論だけを受け入れないといけない状況が、今一歩釈然としません。
二冊とも、定価からして少々高額な文献である上、どうやら一冊は品薄で手に入りにくい、又は、更に高額で取引しなければならない、そんな状況のようです。
「詳しくは○○を参照のこと。」と言うからには、普通に流通していて欲しいものです。(たぶん、買わない、いや買えないと思いますが。)
それは、詳細なデータについては明示せず、結論だけを述べているところが多いように思えます。
細かいところが分からないので、「なぜ?」という疑問は多少ありますが、少なくともその根拠を示している文献が他にある、ということで、なんとなく納得しています。
巻末を見ると良く分かるのですが、とにかく参考文献が多いのです。
英語の文献と思われる物も多く、著者が国際的な視点で見ていることが伺えます。逆に、それが、閉塞的な日本人研究者への強い批判へと繋がっているところがあるようで、その内容は理解できても、論調が少々強すぎる感じがあります。
それはともかくとして、特にDNAに関する部分における参考文献として、多く登場するのが、著者自身による次の二冊です。
『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・北海道史:アイヌ民族・アイヌ語の成立史』(崎谷 満:勉誠出版)
『DNA・考古・言語の学際研究が示す新・日本列島史:日本人集団・日本語の成立史』(崎谷 満:勉誠出版)
まだ、半分程度しか読み終えていませんが、この二冊が手元に無ければ、本書の内容についても十分な理解ができない気がします。
この辺りの感じ方については、もちろん個人差があると思いますが、どうしても根拠がはっきりしないまま、結論だけを受け入れないといけない状況が、今一歩釈然としません。
二冊とも、定価からして少々高額な文献である上、どうやら一冊は品薄で手に入りにくい、又は、更に高額で取引しなければならない、そんな状況のようです。
「詳しくは○○を参照のこと。」と言うからには、普通に流通していて欲しいものです。(たぶん、買わない、いや買えないと思いますが。)
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