『縄文人と「弥生人」古人骨の事件簿』①・・・骨の話だけに、読むのには骨が折れる2009/04/17 15:08

買うだけ買って、しばらく寝かせていた『縄文人と「弥生人」古人骨の事件簿』を、読み始めています。
写真が多いのか、ページ当たりの文字数が少なめ(文字が大きめ)なのか、思ったよりもすんなりと読み進んでいます。

まず、意味ありげなタイトルは、何を意味するのでしょう?
縄文人はそのままで、「弥生人」はカッコ付き。
これは、人骨を専門とする著者(片山一道氏)ならではの考え方とも言えるでしょう。
縄文人は縄文人ならではの共通な身体的な特徴があるのに対して、弥生人は「縄文系弥生人」とか「渡来系弥生人」などと呼ばれるように、さまざまで、弥生人に共通した身体的特徴を表すことができない、と。
弥生時代に生きた人々という共通点しか持たない「弥生人」は、「弥生時代人」の略でしかなく、特別な身体的特徴を共有していないのだから、固定概念を抱かないでもらいたい、という願いからのようです。

さて、登場する人骨について、出土した部位や、その遺存状況、病変の痕跡など詳しく説明されているのですが、これがなかなか難しい。
詳しいだけに、身体のいろいろな部位が、○○骨という形で登場するのですが、読むことすら難儀します。
話の筋から、だいたいの見当はつくのですが、きちんと理解するには、解剖学?の知識が多少必要になるかもしれません。

そんな内容なので、仕事の合間に軽く食事をしながら、ちょっと読むには不向きです。
デリケートな方は、食欲が減退するかもしれません。

不純な本の選び方・買い方2009/04/17 17:09

以前、Amazonのマーケットプレイスを利用していることを書きました。
始めにお断りしておきますが、Amazonの回し者ではありません。
ただ、かなり便利に利用させてもらっているのは確か、です。

それで、何が不純かというと、だんだん「値段重視」に偏ってきている気がするのです。
リストアップしてある多くの本の中から、低価格な本を優先的に買っている、いやいや、低価格だから、その本を買っている、そんな感じです。

質より量、そんな様相を呈してきました。
しかし、安いからといって、その本の質が劣るとは限らないでしょう。

よくよく考えて見ると、古本の値段というのも、良く分かりませんね。
定価は、内容が反映されているのが、ある程度分かりますが、古本では定価に関わらず、安いものでは数十円、数円というのまであります。

やっぱり、流通量が大きく関係しているのでしょうか・・・。

送料・手数料は別として、週刊誌よりも安い値段で単行本を買っている人間が、どうこう言うことでもないんですが・・・。