『オホーツクの古代史』菊池 俊彦(平凡社新書)2009/11/26 17:28

 久しぶりに”読める”本を買いました。
 たまには、書店を眺めてみるものです。
 こういった本は、それなりに大きな書店でなければ、置いていないと思ってたのですが、新書の新刊は別ですね。かなり目立つところにありました。
 自分で言うのも何ですが、ちょっと偏屈なところがあるので、普段は新刊のコーナーにはあまり目を留めず、どちらかと言うと目立たない棚へ目を凝らすことが多いのですが、たまにはそういう所も眺めてみるもんです。

 個人的には、アイヌ文化を含めた、それ以前の北海道における文化に興味があるので、それらとオホーツクの文化との関わりが気になるところです。
 ろくに目次も読まずに買ったので、実際のところは分かりませんが、そういった目線で読んでみたい、そんな本です。

 以前、ちょっとだけ紹介した、『農耕の起源を探る-イネの来た道』(宮本一夫:吉川弘文館)では、朝鮮半島を中心とした大陸側の農耕の変貌が書かれており、大陸側の事情、状況から日本列島を眺め、その影響を知る、という視点でした。

 この『オホーツクの古代史』についても、北海道以北について同じような視点で日本への影響を知ることができるのではないかと、そんな期待があります。