『FON』の導入②-FON2201の購入2011/01/17 15:33

 「FON」の導入を決意し、安価で購入できる可能性のあるネット・オークションを物色していたのが、昨年の12月中ごろでした。
 相場が分からず、一度は入札に敗れるものの、二度目の入札では、落札することができ、何とか年内に設置、設定を完了した、という訳です。
 ちなみに、Amazon等(だけ?)で購入可能な現行タイプは、「FON2303D(FONERA 2.0n)」(参考価格¥7,480.-)であるのに対して、落札したのは、「FON2201(La Fonera+)」(落札価格¥2,600)という、一世代前の機種です。(厳密には、その間にもう一機種あるのですが、見た目はともかく、機能的には現行機種に近いようです。)

 当初の目論見では、手数料や送料も含めて、合計三千円以内での落札を想定していたのですが、そんない甘くはありませんでした。
 思いのほか、入札者が多かった為、色々と考え計算し、上記の落札価格で、何とか決着しました。

 もちろん、「FON」の設定、接続を確認次第、Asahi-netによる「Wi-Fi Wi2」は、解約させていただきました。
 このWi2は、以前にも書いたように、月額380円とお手ごろ価格?なのですが、一年間続ければ4,560円となり、バカになりません。
 今回の「FON」導入に掛かった費用は、送料等を含めて約3,400円、約9ヶ月分(Wi2換算)なので、長い目で見れば経済的です。

『FON』の導入③-設定の分かりにくさ2011/01/17 20:07

 「FON」の導入に関しては、マニュアルが不親切で、LANに関する知識が無いと、設定は難しい、という情報は、以前から目にしていました。
 LANに関して、特別知識があると思っている訳ではないのですが、インターネット上には、それなりに情報も多く、調べながらやれば、何とかなるだろうという思いはありました。

【かんたんインストールガイド】
 私が落札したFON2201には、一枚の「かんたんインストールガイド」なる物が入っていました。
 およそA2サイズで、カラー両面印刷の比較的きれいで見やすそうなガイドですが、この8つに折り畳まれたガイドは、四ヶ国語で同じ事が書かれているので、実質的には、片面A3サイズ相当の面積しか使われていません。
 これでは、「不親切」と言われても無理はありません。
 これだけを見て、設定が完了する人がどれだけいるのでしょうか?
 ある程度の知識があっても、やはり別途、調べないことには、ちょっと無理がありそうです。
 もちろん、FONの側も”そのつもり”のようで、困ったときには、Webページを見るように、しっかりと書いてあります。

【PPPoEの設定】
 我が家のインターネット環境は、NTTの「B フレッツ」なので、PPPoEの設定が必要でした。
 残念ながら、上記のガイドには、”PPPoE”の文字は見当たらず、Webページ頼みとなります。
 Webページを探して見ると、PDF版の「かんたんインストールガイド」があり、そちらは、手元にあるものと違って、だいぶ親切な説明があり、PPPoEの設定手順がわかりました。

 さて、手順は分かったのですが、ここで大きな落とし穴が見つかります。
 「username:プロバイダーへの接続ID」と、「password:プロバイダーへの接続パスワード」へ入力する内容が分かりません。
 もちろん、これらは、プロバイダーと契約しているユーザーそれぞれ固有のものなので、どこかに書いてある訳はありません。
 最初、何の事なのか見当が付かず、”プロバイダー”という文字からAsahi-netを連想したのですが、そうではありません。この場合、「B フレッツ」に対するプロバイダーということなので、NTTということになります。
 ただ、この「プロバイダーへの接続ID」とやらが、思い出せません。 何しろ、五年前に設定したきり、何もいじっていないのですから。
 「B フレッツ」契約時の資料を探し出し、その中を見ても見つからない。契約者ごとの個別情報が記載されている紙があったハズなのですが見つからず、出てくるのは、パンフレットのようなものばかり・・・。

 さて、どうしようかと思いつつ、ふとひらめいたのが、「B フレッツ」のルーター(RT-200KI)の設定です。ここで必要な、「プロバイダーへの接続ID」と同じものが、どこかで必ず設定してあるハズだと。
 早速、ブラウザからログインと・・・、えーと、「ユーザー名」と「パスワード」は、何だけ・・・。
 こちらも、しばらくほったらかしだったので、直ぐには思い出せず、そうだ、きっとユーザー名は、「admin」で、パスワードは、お決まりの××××だろうと。
 ようやくログインができ、「ルーター設定」-「PPPoE設定」と見ていくと、ありました、ありました、「接続ユーザー名」という名でありました。これが、「プロバイダーへの接続ID」に相当するのだろうと。
 ただ、お約束のように、パスワードは、「●●●●」と、表示されず・・・。しかし、ここも当てずっぽうで、お決まりの××××を設定してみます。

 接続できたかどうか、スマートフォン(SC-01b)からアクセスしてみるのですが、最初のうちは、うまく繋がらず設定が間違っていたのかとも思っていたのですが、設定してから、それが反映され、実際に接続されるまで、少し時間がかかるようで、落着いて確かめれば、何の事は無く、ちゃんと繋がっていました。

【やっぱり多少の知識は必要】 
 何とか思い出し、接続にこぎつけましたが、スムーズに設定を終わらせるには、やはりそれなりの知識が必要でしょう。
 まぁ、それを言い出したら、ネットワーク関連の機器全般に言えることなのでしょうね。
 今のところ、何とか自力でやっていますが、そろそろ歳も歳だし、記憶力も弱りつつ、頭の回転も鈍くなってきたので、自力で解決できない日も、そう遠くないのかも知れません・・・。