現生人類にネアンデルタール人の遺伝子!?2010/05/08 21:28

 昨日の読売新聞の記事です。
 発掘されたネアンデルタール人の骨から、DNAを抽出して、現代人のDNAと比較したら、一致するところがあった、という話です。

 ネアンデルタール人とは、現生人類よりも早くにアフリカを出て、ヨーロッパ一帯に暮らしていた人たちで、3万年くらい前に絶滅したと考えられています。
 後からアフリカを出た現生人類も、遅れてヨーロッパへ入ったので、ネアンデルタール人とは共存していた時期があることが分かっています。
 その為、現生人類とネアンデルタール人で交雑があったであろうと、以前から推測されてはいましたが、証拠といえるものは無かったようです。

 それが、この記事によって証拠といえるものが提示された訳ですが、気になる点もあります。

 ネアンデルタール人由来の遺伝子を持っている現生人類は、一部の人たちなのか、現生人類全体にいえることなのか、というところです。
 記事では、ヨーロッパ人以外からも、ネアンデルタール人由来の遺伝子があるということですが、サンプル数が少ないようなので、何とも言えないところがあります。

 もし、現生人類全般にいえる事であるとすれば、アフリカを出た人類が、世界へ拡散して行く時期や道筋を見直さなければならないかもしれません。

 いや、そもそも、ネアンデルタール人も、現生人類も、アフリカが起源であり、共通の祖先がいるはずです。
 当然、ネアンデルタール人と現生人類では、共通の遺伝子を多く持っているはずなので、それと、今回の発見とは、どこが違うのだろうか?
 素人の発想としては、いまいち区別が付かないのですが、流石にそこまでのことは書かれていないので、分かりません。

 いずれにしても、人類が辿った道のりは、より複雑であるということが明らかになりつつある、ということのようです。

『骨が語る古代の家族 親族と社会』③-時期尚早?2009/07/27 19:25

事故関連が多くなりつつある今日このごろ。
これではイカンと思いつつも、なかなか本筋が進みません。
そんな中、追い討ちをかけるように、ちょっとした挫折が・・・。

言い訳はともかく、『骨が語る古代の家族 親族と社会』田中良之(吉川弘文館)を、一時中断することにしました。
理解ができないのは、私にとっては、時期尚早だったということで、しばらくお蔵入りさせときます。

それより、分かりやすそうで気になる本を優先させる、ということなんですけどね。
それについては、また、あらためて・・・。

ちなみに、『骨が語る・・・』の内容について、悪い評価をしているつもりはありません。
内容が、少々、複雑且つ高度なようで、それなりの予備知識が無いと、ちょっと理解しにくい、そういった印象です。

『骨が語る古代の家族 親族と社会』②-図示してくれないと理解できない2009/07/19 21:12

『骨が語る古代の家族 親族と社会』田中良之(吉川弘文館)を、ぼちぼち読み進めているのですが、これがまた、なかなかの難しさ。

内容の良し悪しについては、いまのところ何とも言えないのですが、もう少し図示してくれないと、ちょっと理解できない、そんな印象が強くなってきました。

例えば、同じ古墳に埋葬されている複数の人骨の親族関係を分析するのに、歯冠なんとか法?という歯の形状の比較による分析方法を用いています。(すいません、ちゃんと覚えていないくせに、読み返さずに書いています。)
その方法について特に疑問はありません。

しかし、その古墳から出土した人骨のうち、6人くらいが、分析の対象として用いることができた場合、人骨同士の比較の組み合わせは多数になります。
それぞれの人骨には、例えば1号墓の2号人骨、3号墓の1号人骨のように呼ぶのですが、その呼び方で、さまざまな組み合わせについての、親族関係の可能性を述べても、頭の中で整理できないのです。

それぞれの人骨については、埋葬時の推定年齢(年代)や性別、また、ある人骨と人骨の埋葬時期の違いなど、あらかじめ推定した上での上記の分析なのですが、それらを思い起こしながら分析結果を読むことができないのです。

文章では表しにくいのですが、こんな風に図示してくれたら、分かりやすいのになぁ、と想像したりもするのですが、それを自ら起こそう、というところまで気が乗りません。

まだ、半分くらいなんで、その先どうなるかわかりませんが、ちょっと読むのがシンドイ本かもしれません。